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2023-12

ブクログで「巡る種の物語」の本棚を作ってみました - 2013.07.03 Wed

映画「よみがえりのレシピ」上映をきっかけに、多様な広がりが生まれるよう、関連する本のリストを作ってみました。

ブクログ「巡る種の物語」の本棚
http://booklog.jp/users/taneshizuoka


本を読んで、映画を観る。
映画を観たことを、本でさらに深める・広げる。
映画のこと、本のこと、誰かと語り合う。
行ってみる、食べてみる、学んでみる。

次に続く何かのきっかけになればと思います。

まだまだ編集作業中。オススメの本があったらご紹介くださいね。



映画上映期間中は、谷島屋呉服町本店、マークイズ静岡店に「よみがえりのレシピ」コーナーも設置されています。ぜひお運びください。


谷島屋 呉服町本店
http://www.yajimaya.co.jp/store/17.html

谷島屋 マークイズ静岡店
http://www.yajimaya.co.jp/store/markis.html


先行上映でも好評だった「巡る種の物語」セレクト本はこちらです。
http://taneshizuoka.blog.fc2.com/blog-entry-43.html
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セレクト本『人と人をつなぐ料理』 - 2013.06.16 Sun

 奥田政行『人と人をつなぐ料理-食で地方はよみがえるー』(新潮社、2010年)


映画「よみがえりのレシピ」に登場する奥田シェフ。食をとおして地方が幸福になること、ひいては日本が元気になること。奥田シェフの想いの原点と、そこから始まった様々な動きが描かれています。

料理人、生産者、大学、行政、食べる人、地域を愛する全ての人に元気とインスピレーションを与えてくれる1冊。
その土地に生まれ育ったことの意味、「人と人」「人と地域」をつなぐ料理人の役割、それぞれの地域が幸せになるための方向性など、奥田シェフの熱い想いが柔らかな語り口から伝わってきます。


……
わずか10年前、私は、自分の店、アル・ケッチァーノをスタートさせて、迷路に入り込みました。

自分だけの庄内の料理をどう確立するのか? 庄内はどうすれば楽しい場所になるのか? 生産者が幸福になるためには何が必要か? 

最初の数年は、そんなことを考えては壁にぶつかり、ということを延々繰り返していたように思います。

そして、なんとか一筋の光を見い出し、それを信じてたどっていくうちに、光はどんどん太く眩しくなってき、あるときから、その光を目指して人々が集まってきてくれるようにもなりました。

それはやはり、私が庄内という生まれ故郷を愛し、なんとか楽しい土地にしたいと考え抜き、少しずつ現実化していって、やがてそれを支えてくれる人々がたくさん名乗り出てきてくれたからです。食を中心にしたネットワークが庄内では徐々にできていったのです。(pp.166-167)

……

セレクト本『食育菜園 エディブルスクールヤード』 - 2013.06.16 Sun

 「巡る種の物語」セレクト本。

先行上映での販売ブース、上映期間中の谷島屋さん(呉服町本店、マークイズ静岡店)特設コーナーでぜひ手にとってみてください。



『食育菜園 エディブルスクールヤード-マーティン・ルーサー・キングJr.中学校の実践』(家の光協会、2006年)

カリフォルニア・バークレーの公立中学校から始まった食育菜園プロジェクト。最近、NHKプレミアムでも紹介されたアリス・ウォータースと、現地の校長先生の出会いがきっかけでした。
もともとは駐車場だったところが、その場にいるだけで楽しくなるような菜園に。以前、訪ねた折、案内してくれたお子さんが、弾むような足取りでいろんな野菜を紹介してくれたことが印象に残っています。
生命の基本に学ぶプロジェクト。
持続可能な生き方のための菜園教育の試みがしっかり描かれている良書です。
なかなか一般の書店に並ぶことがないのですが、今回、特別に谷島屋さんにお願いして、先行上映当日に販売していただくことになりました。
先行上映での扱いは10冊限定。
部数が限られているので、事前の予約も受け付けます。
yomigaeri.recipe.sz@gmail/comまでお知らせください。

序章 エディブル・スクールヤード・プロジェクトの意味するところ
1章 可能性の世界(アリス・ウォータース)
2章 体験する場所としての食べられる校庭
3章 キッチンから、食卓から
4章 学校改革のための環境づくり(キング中学校校長との対話)
5章 教育者たちとの会話
6章 発展するエコリテラシー
7章 学ぶコミュニティにおける創造性とリーダーシップ
8章 時に培われたレシピ
エコロジーの原則
エディブルスクールヤード実践編

セレクト本『幸福な田舎のつくりかた』 - 2013.06.16 Sun

 先行上映当日、谷島屋さんのご協力を得て「巡る種の物語」セレクト本を販売します。

http://taneshizuoka.blog.fc2.com/blog-entry-43.html


1冊めは、金丸弘美『幸福な田舎のつくりかた』学芸出版、2012年(1890円)


全国1000を超える農山漁村を訪ね、食からの地域再生や食育、食のワークショップなどの企画をプロデュースしている食環境ジャーナリスト、金丸弘美さん。

地域デザイン、食育と味覚ワークショップ、食からの地域再生、環境問題、地域活性化など幅広い分野で発信、地域活性化アドバイザーとしても活躍されています。

2012年9月の出版後、たちまち3刷りとなった『幸福な田舎のつくりかた』

「地域の誇りが人をつなぎ、小さな経済を動かす」という副題が示す通り、地域の誇りを発見→発信→共感→つながりのサイクルで地域が変わっていった姿が多数紹介されています。
その第1章で紹介されているのが、映画「よみがえりのレシピ」で描かれている山形県鶴岡市の動き。

第1章 風土を誇りに、食の都、映画の都を目指す

映画にも登場する「山形在来作物研究会」の江頭宏昌先生(山形大学)などの研究者、アル・ケッチァーノの奥田政行シェフに代表される料理家、地元コミュニティ雑誌や新聞社、生産者、行政、様々な人たちがつながり、動き出す様子がとても読みやすくまとめられています。
映画「よみがえりのレシピ」は、こうした鶴岡の動きの中で生み出されたもの。市民有志で組織された映画製作委員会が、「市民プロデューサー」を募り、個人、企業、団体から集めた寄付と助成金で製作されました。

また映画の普及にあたっても、各地域ごとに市民有志による上映委員会が組織され、いろんな職種の人たち一緒になって上映活動を展開していったそうです。

著者の金丸弘美さんは、映画「よみがえりのレシピ」の製作・上映の過程自体をも地域における新しい価値の創造として注目しています。

地域の人たちがつながってコミュニティを作り、新しい豊かさを実現するプロセス。

他に熊本県阿蘇市の「宮門前町商店街」、山口県萩市の「道の駅 萩しーまーと」、有川浩の小説でもおなじみ「高知県おもてなし課」、愛媛県今治市の「さいさいきて屋」などが紹介されています。

「地域でも、これまでの商業や農業、観光という概念が急変していて、新しい価値観が求められている。本書に登場するところは、従来のやり方を脱し、いずれも地域の人が地域の豊かさを自らの手で見つけ、さまざまな資源や人をつなぎ、自分たちの価値観を発信し、共感を呼んでいる地域である。それは、ローカルの徹底こそが、じつはグローバルに通用するものだと、改めて知らしめてくれる。」(p.6)

『幸福な田舎のつくりかた』には、新しい豊かさのヒントがあふれています。


金丸弘美さんのブログ「スローライフ旅日記」
http://d.hatena.ne.jp/yurachi/20130508/1368037782


「クロワッサン」インタビュー ↓
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/data/interview/pdf/interview20130110.pdf


「地域の食材と人を活かす『食のまちづくり』」 (経済産業省)↓
https://www.machigenki.jp/content/view/1738/458/




先行上映会で「巡る種の物語」セレクト本を販売します! - 2013.06.16 Sun

 先行上映当日、谷島屋さんに関連の本の販売をしていただけることになりました。

谷島屋さんと上映協力委員会で厳選した「巡る種の物語」本、6冊。
映画から広がる様々な領域の本をセレクトしました。
当日会場でぜひ手にとってご覧ください。


金丸弘美『幸福な田舎のつくりかた―地域の誇りが人をつなぎ、小さな経済を動かす-』学芸出版、2012年(1890円)


奥田政行『人と人をつなぐ料理-食で地方はよみがえる』新潮社、2010年(1470円)


山形在来作物研究会『おしゃべりな畑―山形の在来作物は生きた文化財―』山形大学出版会、2010年(1500円)


野口勲『タネが危ない』日本経済新聞出版社、2011年(1680円)


ヴァンダナ・シヴァ『食とたねの未来をつむぐ』大月出版、2010年(1575円)


センター・フォー・エコリテラシー『食育菜園 エディブルスクールヤード-マーティン・ルーサー・キングJr.中学校の実践』家の光協会、2006年(1995円)




谷島屋さんでは、先行上映が行われる6月16日から「巡る種の物語」特設コーナーを設けてくださることになりました。

特設コーナー設置店は、静岡市内の2店舗。
呉服町本店
http://www.yajimaya.co.jp/store/17.html


マークイズ静岡店
http://www.yajimaya.co.jp/store/markis.html


「巡る種の物語」パンフレットも置いてくださっています。
本を読んで、映画を観る。
映画を観たことを、本でさらに深める・広げる。
谷島屋呉服町本店、マークイズ静岡店、映画上映期間中にぜひ訪ねてみてくださいね。

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